牛達が処分された。 画像には耳証が映っているため、今はアップできない。 此の中には処分申請した牛達に混じり、所有者が違う牛も混じっている。 しかもそれは所有者が違い、処分に同意していない牛だった。 これは大きな問題である。 畜産動物は所有者がはっきりしている。 従ってそれを確認しないでの処分は、個人の財産権を奪う事にならないのだろうか。 今回処分された牛達の大半は、経過観察飼育対象にと言われて、所有者が囲い込み(牛舎に追い込む)をした牛達である。 8月20日に市から連絡が有り、経過観察飼育のための牧場に入れるという連絡があった。 40頭くらい入れる。柵を手直ししているとのこと。 連絡を受けた所有者は、処分に同意していた。 だが、処分せずに済むのなら生かしたいと思ったのだろう。 其の時点で処分承諾を棄却していない。 このような条件が提示された以上、必要ないと思ったようだ。 離れていると移動しにくいので、人手を借りてもらって追い込みをした。 18頭の牛達が牛舎に入った。 そのうち5頭だけは、頭数が多いので殺処分したいと申し出たという行政の話。 所有者も承諾し、後は助けてほしいと言われたと、担当者が応えた。 28日、観察牧場への移動予定だった。 だが、暗に相違して11頭の牛達が殺された。 しかもそれ以外に、所有者の違う牛も殺されていたのだ。 ガスで膨張したからだ、手足と首に巻き付いたロープ。 膨張した腹部に押し上げられた足が天を指す。 牛の顔は苦痛に歪んでいる。 安楽死とはほど遠い死に顔だ。 目をカッと見開き、舌が堅く突き出て、口から泡を吹き血を流している。 これは安楽死ではない。悶絶死だ。 行政は睡眠導入剤・麻酔薬・筋弛緩剤を使用しているという。 麻酔の過剰投与だと安楽死と言えるが....筋弛緩剤を使用。 筋肉が弛緩し、身体を動かす事ができない。 呼吸筋も弛緩するので、息をしたくても吸う事ができない。 要は窒息死。 動けない姿を見て、安楽死だと言える事がオソロシイ。 消毒剤のパコマは、溶血と筋弛緩を引き起こす。 身体が小さい黒毛和牛は、死に至る時間が比較的短い。 一方身体が大きい、乳牛のホルスタインの場合30分以上苦しむ。 涙を流し独特の声で啼く。 屠殺場で死の順番を待つ牛達も、涙を流し訴える様に啼く。 あの声は一生耳についてはなれない。 飢えと渇きに苦しみ、遠のく意識の中で汚物の海に沈む子達、 弱った身体に群がるハエ。そしてウジ。 どんな思いで死を迎えたのか。 そしてかろうじて生き延びてきた子達を待つのは、安楽死とは名ばかりの悶絶死。 殺処分と言わず、安楽死等と体裁を繕った言葉がおぞましい。 屠殺を畜産動物達の【尊厳死】だと言う者がいる。 もう一度、言葉の意味を学んで頂きたいと思う。 そして加速度的に殺処分が急がれる事に、歯止めが掛かる事を切望する。